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紙面から

静香、視聴率でも金メダル

閉会式で肩ぐるまされ入場する金メダルを手にした荒川(撮影・田崎高広)
写真=閉会式で肩ぐるまされ入場する金メダルを手にした荒川(撮影・田崎高広)

 主役はやはり荒川だった。トリノ五輪フィギュアスケート女子金メダリストの荒川静香(24=プリンスホテル)が、視聴率でも金メダルを獲得した。27日にビデオリサーチから発表されたフィギュアスケート女子の中継が、平均31・8%と今大会最高視聴率を記録した。瞬間最高は、荒川が表彰式で君が代を口ずさんだ午前7時11分の43・1%だった。26日に行われた閉会式でも世界中から注目を浴び、大会のヒロインとなった。今日28日、日本選手団本隊で帰国する。

 主役は1人しかいなかった。各国選手がバラバラで入場してきた閉会式。だが、誰より荒川が目立っていた。男子フィギュアの木戸に肩ぐるまされ、ひときわ高い位置から手を振る。胸に輝く金色のメダルを、高々と掲げた。会場内のモニターに姿が映し出されると、大きな声援が送られた。

 「エンジョイできました。大会前は何とか特別に記憶に残る大会になれば良いと思ったので、そうなって良かったです」。不参加だった開会式の分まで堪能するように満喫した。スピードスケートの清水や、アルペンの皆川からはカメラやビデオを回された。イタリア人ダンサーから握手も求められた。午後8時すぎ、中継した欧州「ユーロスポーツ」から「日本でもっとも成功した選手。美しい選手だ」と賛辞を贈られた五輪女王は、間違いなく大会ヒロインに輝いていた。

 世界のヒロインは、日本でも頂点に立った。フィギュアスケート女子フリーのNHKの生中継。表彰式で君が代を口ずさむ姿が、瞬間最高視聴率43・1%を記録した。最初に登場した安藤が、演技直後の午前5時26分に20%を超えると、午前6時23分の荒川の演技で30%を上回った。村主、そして最後のスルツカヤが終えて金メダルが確定すると41・3%。大会も日本国内も、荒川が席巻した。

 一躍ヒロインになった五輪の女王は、今日28日に帰国する。しかし、3月4〜6日には国内でアイスショーに出演するなど、休む時間はない。日本スケート連盟には金メダル獲得以降、電話や電報、花や客人が相次ぎ、CM出演の問い合わせなども押し寄せている。午後10時すぎ、17日間の戦いを見守った聖火は静かに消えたが、荒川の周りだけは、まだまだ熱く燃えている。【今村健人】

[2006/2/28/09:41 紙面から]



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