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紙面から

【千葉信哉】不運ブーツのバックル外れた

【千葉信哉】アルペン

 メダルを十分に狙えただけに、皆川くんは本当に惜しかった。2本目の滑りを見た瞬間は「守りに入ったのか」と思った。いつもの直線的なラインどりではなかったからだ。バックルが外れていたのなら、それも納得。ブーツ最上段のバックルは非常に重要で、滑りに大きく影響するからだ。

 スキーで大事なのは、角付け(スキー板のエッジを雪面に立てること)だ。この角度を決めるのは、すねの力だといえる。すねが固定されていないと、雪面に対するエッジ角が保てなくなり、スキーが横滑りしてしまう。いわゆる、雪の食いつきが悪い状態になる。

 意識したラインどりに問題がなくても、実際にはエッジを利かせるタイミングがずれて、タイムをロスしてしまう。わずかに100分の数秒のことだが、このタイム差が順位を分ける。

 不運かもしれないが、仕方がないともいえる。攻めれば攻めるほど激しくポールに接触し、その衝撃でバックルが外れることは珍しいことではない。確かに残念だが、4位に入った皆川くんと、7位の湯浅くんをたたえたい。佐々木くんがW杯の上位に入り、日本選手は相乗効果で強くなった。遠かった世界は、確実に近づいたといえる。(サラエボ、カルガリー五輪代表)

[2006/2/27/10:08 紙面から]



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