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紙面から

36歳菅、最下位ラストラン/バイアスロン

男子15キロでゴール後、涙をぬぐいながら引き揚げる最下位の菅恭司(共同)
写真=男子15キロでゴール後、涙をぬぐいながら引き揚げる最下位の菅恭司(共同)

<トリノ五輪:バイアスロン>◇25日◇男子15キロマススタート

 日本勢でただ1人出場した男子の菅恭司(36=自衛隊)は30選手中、最下位に終わった。W杯と五輪の成績上位者しか出場できない新種目で、世界の壁は厚かった。3度目の五輪を終えた菅は今季限りで引退する。優勝はミヒャエル・グライス(ドイツ)で、今大会3個目の金メダルとなった。女子はアンナカリン・オロフソン(スウェーデン)が制した。

 世界との差は明白だったが、菅は最後まで歯を食いしばり前進を続けた。結果は、トップから4分41秒もの差をつけられて最下位。それでも「最初からつらい展開になると思ったが、あきらめずに最後まで走った」と潔く言い切った。

 「これが世界と戦う最後のレース」。98年長野、02年ソルトレークシティーに続く3度目の五輪となった今大会を現役生活の区切りにすると決めていた。成績は14日の10キロが72位、21日のリレーも12位と振るわず。「世界との総合力の差は歴然だった」と認めたが、すべてを出したことに違いはない。

 3月の国内大会を最後に一線を退く。自衛官の職務に専念し、後進の指導に当たることになる。「五輪で活躍できる選手を育てたい」。ゴール後、日本のスタッフから花束を渡されると、こらえきれず大粒の涙を流した。36歳まで国内トップを張ってきたキャリアと自信を胸に、新たな挑戦をスタートさせる。

[2006/2/26/12:20 紙面から]



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