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紙面から

50歳で金ハワード、カナダV/カーリング

<トリノ五輪:カーリング>◇24日◇男子決勝

 50歳をすぎても、まだまだ衰え知らず。冬季五輪史上最年長の金メダリストが誕生した。24日に行われたカーリング男子決勝で、カナダがフィンランドを10−4で破り、初優勝した。スキップ(主将)で50歳のラス・ハワードは、昨年12月に行われた国内選考会の3週間前に代表入りしたばかりながら、チームの支柱として貢献した。3位決定戦を制した米国では、54歳の今大会最年長選手、ベアードが銅メダルを手にした。

 カナダ国旗が振られるスタンドに向かって、初老の男性が右手を突き上げた。カーリング大国に、初の金メダルをもたらしたハワードは誇らしげだ。「五輪の重圧、国旗を背負い、期待された試合を勝つ。これほどうれしいことはないね」。50年の人生で、1度も経験したことのない充足感に身を委ねた。

 親子ほど年が離れた若者たちとつかんだ頂点だった。0−2の第2エンド、正確なショットで、相手のストーンを2つ同時にはじき出すダブルテークアウトを成功。このエンドで追いついた。第6エンドには、ニコルズの好調さを見抜き、徹底的に攻めのショットを指示。6得点のビッグエンドを演出した。

 19日に50歳になったばかりで、冬季五輪史上初めての50代金メダリストになった。これまでは32年レークプラシッド大会での男子ボブスレーのオブライエン(米国)の48歳が最高で、74年ぶりに記録を塗り替えた。チームメートのグシュエは「僕らよりも髪が薄くて1人だけ早寝だけど、そんなことは関係ないよ」と、冗談交じりに敬意を表した。

 ハワードは映画「シッピング・ニュース」の舞台で有名な東部ニューファンドランド島のチーム所属。カナダ代表に呼ばれたのは、代表選考会の3週間前だった。最初は控えだったが、経験に裏打ちされた戦術の読みと独特の明るさで、スキップへ昇格した。同僚コンラブから「大きな子供」と呼ばれる50歳は「まだ若い人たちと一緒にカーリングをやりたいな」と、少年のような笑顔で話した。

[2006/2/26/09:42 紙面から]



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