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紙面から

静香金、真島茂樹氏「マツ“金”サンバ」

荒川静香の金メダルにピースサインの真島茂樹氏
写真=荒川静香の金メダルにピースサインの真島茂樹氏

 荒川の滑りはマツケンサンバ級の大ヒットよ、マツ“金”サンバね。フィギュアスケート女子の荒川静香の大逆転劇を、プロの振付師・真島茂樹氏がテレビ観戦した。銀メダルのコーエンを春のプリマドンナ、銅のスルツカヤは夏の爆弾娘と称した通称“マッジー”は「荒川は氷の妖精」と、ため息をつきながら演技に見入った。「彼女ならきっと舞台でも観衆を魅了できるわ」。その高い芸術性、演技力にマッジーもぞっこんだ。

 荒川さんの滑りは品があって、まさにエレガントね。振り付けって、踊り手によってまるで変わっちゃうの。私たちは舞踊性って呼ぶんですけど、荒川さんには舞踊性があるのね。これは天性のもので、訓練では身に着かない。だから、見とれてしまうのね。グッときちゃう。

 ジャンプする直前の雰囲気がいいわ。「回ってやるわよッ」「それッ、ジャンプよッ」ってのが見えない。だから、観客は知らぬ間に演技に引き込まれる。舞台で演技するのも一緒。自分の演技に完全に集中すれば、観衆の情感を味方にできるのね。大技もスーッと決めると、見る者を感動させられるのよ。

 衣装も良かったわ。胸元がぐーっと深くウエストラインまで開いていたけど品があった。袖とスカートのすそはヒラヒラ、あとはウエストから腕までピッタリ、そのコントラストもいい。手足の長い荒川さんのスタイルを、きれいなシルエットで見せてたわ。安藤さんの衣装は、肩から腕にかけて肌色だったら、もっときれいに見えたと思うわ。

 銀のコーエンはバレリーナのよう。曲のロミジュリ(ロミオとジュリエット)もピッタリ。スルツカヤはなんかこう、体中にエネルギーが詰まっていて、ダイナマイトみたいね、爆弾娘ね。だって、表彰台で荒川さんも、コーエンもちゃんと右足を少し前に出してポーズしてるのに、スルツカヤは「もういいわ」って感じでヒザ広げちゃって。思わず、画面に「ちゃんと閉じなさい」って言いたくなったわよ。冬の荒川さん、春のコーエン、夏のスルツカヤ、そして秋の村主さん。トリノのフィギュアは春夏秋冬4人娘って感じね。でも雪と氷の祭典だから、やっぱり冬に軍配が上がったのね。

 それにしても、すごいスポーツよ、フィギュアスケートは。だって氷を蹴っ飛ばして、空中で回るんでしょ。そこで魅せるんだもの、大したものよ。見てたら、舞台と同じものを感じてきたわ。きっと荒川さんも舞台に立てば、素敵な演技をするはずよ。どんな振り付けがいいかしら。興味がわいてきたわ、オレッ!

[2006/2/25/09:58 紙面から]



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