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紙面から

【八木沼純子】金メダルへ静香いい位置

【八木沼純子】フィギュアスケート

 荒川選手は持ち味を100%発揮しました。優雅な滑りと重みのあるスケート。五輪という大舞台で練習通りの力が出せるのは、栄光と挫折、いろいろな経験を積んだからこそでしょう。落ち着き払い、「絶対に五輪を楽しむんだ」という気持ちが表れていました。

 荒川選手も含め、上位3選手はもっとも新採点ルールに適したスケーターと言えるのではないでしょうか。コーエンは柔軟性を生かしたスパイラルやスピン、スルツカヤと荒川選手も3−3回転ジャンプに加えて、ビールマンスピンなどを武器にします。ジャンプとそれ以外でも得点できることが、今後も条件になるでしょう。3選手が、1つの道を示したと思います。

 トップのコーエンと3位の荒川選手との差は0・71点。金メダルは誰が取ってもおかしくありません。逆に言えば3人ともメダルが見えているだけに、いかに普段と同じ自分を保てるかです。首位を守るコーエン、初の金メダルがかかるスルツカヤに比べ、荒川選手の3位はいい位置でしょう。もともと彼女は追い込み型。下からズンズン追い上げる感じが、優勝した世界選手権を思い出させてくれます。

 調子が一番良かった村主選手も、本番までキープできるか心配しましたが、さすがです。日本人選手が最終グループに2人入ったのは初めてではないでしょうか。十分に表彰台を狙える位置です。安藤選手もぜひ、4回転ジャンプで世界にアピールしてほしい。(カルガリー五輪代表)

 ◆新採点システム 02年のソルトレーク大会での不正採点事件を機に、04年6月に国際スケート連盟(ISU)が導入を決めた得点方式。従来の6点満点は廃止され、上限のない加点方式で採点する。各種ジャンプやスピンなどの要素ごとに、難度別の基礎点を決めておき、それぞれの出来によって点数を加減する。演技全体についてもスケート技術、技のつなぎ、身のこなし、振り付け、音楽の表現の各項目に分けて得点化し、その合計で順位を決める。以前の方式では、前半のSPで失敗すると、ほとんど上位進出の望みは断たれたが、フリーでの大逆転も可能となった。

[2006/2/23/08:32 紙面から]



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