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紙面から

【小野学】若手育成が成功が強豪国の証明

【小野学】

 19歳の新鋭がミクロの争いを制した。スキー・ジャンプラージヒル(K点125メートル、HS140メートル)はトーマス・モルゲンシュテルンが母国オーストリアに14年ぶりの金メダルをもたらした。同僚アンドレアス・コフラー(21)との一騎打ちとなった優勝争いをわずか0・1ポイント、距離にして約5・6センチの差で競り勝ち、1回目2位から逆転した。日本勢は岡部孝信(35)が8位に入賞した。

 モルゲンシュテルンは公式練習から完ぺきなジャンプを続けてきた。9位に終わったノーマルヒルは若さが出たが、緊張のとれたラージヒルは頭の下がる悪い癖もなくなり、五輪優勝にふさわしいジャンプを見せてくれた。前回優勝のアマンもそうだが、五輪は伏兵が飛び出す。アホネンのように重圧のかかるベテランより、無欲の若者は伸び伸び飛べるのが理由の1つだろうが、そのほかに感じたことがある。それは若手育成が進んでいる国が強いということだ。

 オーストリアはスキーのナショナルトレセンがあり、ジュニアから強化している。トリノの代表コーチもそのトレセンの先生たちだ。92年のアルベールビル五輪では16歳のニエミネンが勝ったが、それは成長しておらず、ただ体重が軽かったから。今回は選手の持っているポテンシャルを最大限に引き出しての優勝だった。(北野建設監督、長野五輪全日本ヘッドコーチ)

[2006/2/20/08:27 紙面から]



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