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紙面から

美姫、氷の“微昇”

安藤は調整を終え、スヌーピーのキャスターを手に帰路に就いた(撮影・鈴木豊)
写真=安藤は調整を終え、スヌーピーのキャスターを手に帰路に就いた(撮影・鈴木豊)

 フィギュアスケート女子代表の安藤美姫(18=愛知・中京大中京高)が、4回転ジャンプに半歩? 前進した。18日、本番会場で公式練習が行われ、日本女子代表3人が初めて勢ぞろいした。本番で4回転ジャンプを取り入れる安藤は、この日の練習で3度挑んだ。成功はしなかったが、3度目で転ばずに氷上に降り立ち、失敗続きの前日から進境を見せた。16日夜にトリノ入り後、初めての着氷。約1500人の有料観客の前で満足げにうなずいた。

 意地が見え隠れした。2度の失敗を経て、意を決して臨もうとした3度目。ジャンプのタイミングに入った瞬間、ほかの競技者がコースに入り、中断した。この日、初めて同じ練習グループの6人全員がリンクにいた。進路に気をつけ練習。ジャンプやスパイラルを何度も妨げられていた。集中力をそがれがちな環境ながら、あきらめず再び3度目の助走に入った。

 前日のトリノ初練習と、状況は似ていた。1度目の転倒と2度目の回転不足は、うり二つ。だが、3度目が違った。着氷後にバランスを崩して左足をついた前日に対して、4回転にはちょっと足りなかったが、着氷してみせた。荒川、村主と初めて一緒にリンクにいるという刺激。本番会場で温かな拍手を送る観客にも、勇気づけられた。

 今大会、スケート靴の刃を昨季までの金色に戻した。今季はスケートを一から好きになろうという決意を秘めて銀色に変えていた。しかし、全日本後に曲を変え、衣装も16日の練習で一部お披露目したエメラルドグリーンなどを用意し、一新。靴の刃も、光り輝くゴールドを選んだ。初めて挑む五輪。メダルとそれ以上に求める達成感を目指し、安藤は少しずつ前に進んでいる。

[2006/2/19/10:08 紙面から]



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