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紙面から

日本女子五輪初の8位入賞/距離

夏見円(左)からタッチされスタートする福田修子(共同)
写真=夏見円(左)からタッチされスタートする福田修子(共同)

<トリノ五輪:距離>◇14日◇決勝◇男女団体スプリント

 ノルディック距離の新種目、女子団体スプリントで夏見円(27=JR北海道)福田修子(25=弘果ク)組が8位に入り、五輪の同競技女子初の入賞を果たした。決勝(出場10カ国)で金メダルのスウェーデンなど強豪に圧倒されたが、最後まで粘り切った。モーグルの上村愛子に続くビジュアルコンビとして話題だった2人が、トリノの大舞台で好結果も残した。男子の恩田祐一(25)蛯沢克仁(33)組は予選落ちした。男子もスウェーデンが制した。

 夏見がゴールに飛び込んで来た福田に抱きついた。欧州の伝統国に圧倒されてきた距離競技で、女子初の五輪入賞を達成。冬季競技のビジュアル系として話題の2人が、快晴のアルプスを背に笑顔を輝かせた。耳のピアスも光る夏見は「五輪で入賞。すごいですねー」と声を弾ませた。

 大型の北欧勢に離されながらも、夏見、福田のコンビは最後まで前を追いかけた。新種目の団体スプリント(2人で1・1キロ×6周)は1周ごとの交代で、タッチワークとスキー板のワックスも戦略の1つ。予選(1組目4位)で滑り気味だったエースの夏見は1周目の後、グリップの効いたワックスを選択して復活。並びかけた7位のイタリアを抜けなかったが、今季好調の福田が最後まで粘った。

 青森の実家がりんご農園を営む福田は泣いていた。昨年10月に父俊一さん(60)がトラクターの運転中、車に追突される事故で入院。今年1月に頭部の血腫除去手術を行って、五輪開幕の2月10日に退院したばかりだった。トリノに応援に来るのを楽しみにしていたが日本でテレビ観戦になった父に予選通過の直後、電話を入れた。「入賞したのをテレビで見てくれたと思います」と言って、また泣いた。

 これまで五輪の女子最高成績は72年札幌大会5キロ×3リレーで大関組の9位(当時は6位入賞)。2人とも2度目の五輪で歴史に名前を刻み、さらに知名度アップ。個人種目でも上位を狙う。【佐藤智徳】

[2006/2/15/09:43 紙面から]



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