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紙面から

朋美4位メダルに0・05秒差/Sスケート

女子500メートル1本目で3位に入った岡崎は晴れやかな表情でスタンドを見つめた(撮影・鈴木豊)
写真=女子500メートル1本目で3位に入った岡崎は晴れやかな表情でスタンドを見つめた(撮影・鈴木豊)

<トリノ五輪:スピードスケート>◇14日◇女子500メートル

 男子に続いて、スピードスケート女子短距離陣も全滅した。4度目の五輪に臨んだベテラン岡崎朋美(34=富士急)は、女子500メートルの1回目に38秒46の好タイムで3位につけたが、2回目は体調不良の影響もあってか38秒46でゴール。メダルには手が届かず4位に終わった。世界記録を持つ加藤条治(21)が6位に終わった前日の男子に続いて、女子も得意の500メートルでメダルを逃した。

 メダルには、わずかに届かなかった。1回目、岡崎は最高のタイミングで飛び出した。100メートルを10秒48で通過。最後まで歯を食いしばって38秒46でゴールした。1回目を終わって、ジュロワ、王曼利に次いで3位につけた。銅メダルを獲得した98年長野五輪と同じ1回目3位。日本女子スケート界で初の2個目のメダルを目指し、最高のスタートだった。

 大会前の記録会で好調さを見せていた大菅や、若手の吉井よりも上に立った。日本の冬季五輪史上最年長の34歳での出場、4度目の五輪に臨んだベテランは、本番の大舞台で意地を見せた。しかし、冬季五輪の女神は気まぐれ。1回目でメダル圏につけた岡崎は、メダルをかけて臨んだ2回目で失速してしまった。

 トリノの選手村に入った後、風邪で体調を崩した。8日の記者会見では「鼻風邪です」とかすれた声を出した。その後、練習にドクターストップがかかったほど。10日の開会式は主将としての責任感から強行参加し、「パワーをもらった」と明るく話したが、それでも体調は戻らなかった。試合前日も「のどが痛くて、息が苦しい」と言った。

 今大会からの「1日2レース」も、岡崎の体に響いた。500メートルは98年長野大会から2本を滑っての合計タイムで争うようになったが、前回までは2日に分けて行っていた。しかし、今回は1日で2レース。全力で2本滑るのは、かなりの体力を要する。34歳という年齢の上に、体調不良。それが、岡崎にとって大きなハンディとなった。

 メダルを期待された前日の男子500メートルは及川が大健闘の4位に入ったものの、世界記録を持つ加藤が失速して6位。3大会連続メダルを狙った清水は18位で、連続メダル獲得も6大会で途切れた。岡崎を上回る5大会連続五輪出場のジャンプの原田は失格、モーグルやスノーボードもメダルは遠かった。日本チームの主将として、何とか勢いをつけたかった。しかし、思いは叶わなかった。

 30歳の前回大会で6位に終わった後「30代でも記録は伸びる」と、現役続行を決意した。若手の成長と自身の低迷で、8年続けた世界スプリント代表からも落選した。それでも今季になって5年ぶりにW杯で優勝。強い気持ちで代表に滑り込み、エースの座を奪い返した。出場4大会で獲得したメダルは銅が1個。それでも、最高の滑りと美しい笑顔を見せ続ける岡崎は、19日の1000メートルで4度目の五輪を終える。

[2006/2/15/09:43 紙面から]



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