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紙面から

条治に強敵3人、2本34秒台なら近づく金

<堀井学>

 スピードスケート男子500メートルが、いよいよ今日13日に行われる。世界記録保持者の加藤条治(21=日本電産サンキョー)が金メダル候補に挙がる注目種目の展開を、94年リレハンメル銅メダリストで、本紙評論家の堀井学氏(33)が占った。外国勢3人を強敵とし、2本とも34秒台を優勝の条件に挙げた。

 男子500メートルは、近年まれにみる大激戦になりそうです。メダル候補は10人ほど挙げることができ、誰が取っても不思議ではありません。逆に、1歩でもミスすると命取りになります。34秒30の世界記録保持者の加藤でも油断ができないのが現状です。この状況でメダルを取れば本当にすごいことです。

 強敵はズバリ3人。記録会(5、7日)の成績通り、タイムの良かったチーク、フィッツランドルフ、ドロフェエフが今の状態では飛び抜けています。そこに加藤が加わって第1グループを形勢しています。中国、韓国のアジア勢などが第2グループですが、侮れない選手がそろっています。

 1日2本勝負なので、1本目で適度にバネを残しつつ、2本目でタイムを上げる調整が必要になってきます。記録会の状況から、トップタイムは34秒80台か90台になりそうです。34秒台を2本そろえれば優勝にグッと近づくはずで、1本が34秒台で片方が35秒00台ならメダル圏内に入れると思っています。

 加藤は徐々に動きが良くなっています。コーナーの加速、バックストレートの伸びが年明けの不調時とは違います。体の切れが戻った印象で、戦える位置に戻ってきました。精神的にもポジティブで明るく、オレに注目してくれ、という堂々とした雰囲気も大舞台では大事です。

[2006/2/13/08:07 紙面から]



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